2010年02月03日

てっぺんから

てっぺんの大嶋くんからのメルマガからです。
かなり感動したのでご紹介しますね。
何をするにでも大切な事です。


今日は、ラーメン屋けんちゃんのメルマガに紹介されていた、ディズニーランドの有名な話を紹介します。


涙が止まらなくなるので、電車の中とか気をつけてください。

(文章が長い為、機種によっては最後までご覧になれない方はこちら↓をご覧下さい)
http://www.posh.jp/t2/ex/hp.php?w=btjivdhqs3&i=10663U156892
=====

ある日、インフォメーションにひとりの男性が暗い顔でやってきました。

「あの‥‥落とし物をしてしまって」

「どういったものでしょうか?」

「サイン帳です。子どもがミッキーやミニーちゃんのサインが欲しいって、園内のいろんなところを回って書いてもらったものです。あと少しでキャラクター全員のサインがそろうところだったんですが‥‥」
 

インフォメーションにサイン帳は届いていませんでした。心当たりの場所にもかたっぱしから電話をかけてみましたが、どこも届いていないという返事でした。

「ご滞在はいつまででしょうか?」

「2泊3日のツアーに参加しているので、2日後のお昼には帰ることになっています」

「では、このあともう少し探してみますので、お帰りの前にもう一度こちらにお立ち寄りくださいますか? それまでには見つけられると思いますので」

そのキャストはサイン帳の特徴を詳しく聞き、男性を送り出しました。



男性が帰ったあと、さらにいくつかの小さいセクションに電話をしました。サイン帳のことを伝え、さらにほかのキャストにも声をかけてもらって、大勢でパーク内をいっせいに探して回りました。

ところがどうしても見つからなかった。キャラクターのサインがあるサイン帳だから、誰かがそれを拾ったとき、うれしくて持って帰ってしまったのかもしれません。


2日後、この間の男性がインフォメーションに現れました。

「どうでしたか?」

たぶん見つからなかっただろう、という口ぶりでした。

キャストは残念そうに答えました。

「大変申し訳ございません。全力で探したのですが、サイン帳を見つけることはできませんでした。しかしお客様‥‥」

1冊のノートが差し出されました。

「どうぞかわりにこちらのサイン帳をお持ち帰りください」

渡されたノートを開いてみると、そこにはなんとキャラクターのサインが書かれていました。しかもキャラクター全員分のサインがちゃんとそろっていたのです。

キャストは落としたサイン帳と同じものを店で見つけてきて、いろんなエリアを歩き回り、キャラクターたちにサインを書いてもらったと説明しました。

男性は顔をくしゃくしゃにして喜び、何度も何度もお礼を言って帰りました。


この話はこれで終わりではありません。

後日、一通の手紙が届きました。


先日はサイン帳の件、本当にありがとうございました。

じつは連れてきていた息子は脳腫瘍をわずらっていて、いつ大事に至るかわからないような状態だったのです。

息子は物心ついたときから、ディズニーのことが大好きでした。

「パパ、いつか絶対ディズニーランドに連れてってね」

と毎日のように言っていました。

私は、そうだね、行こうねと答えながら、でももしかしたら約束を果たせないかもしれないと不安に思っていました。

命は、あと数日で終わってしまうかもしれない。だから、せめていまのうちに喜ばせてあげたいと思い、無理を承知でディズニーランドへ連れて行きました。

その息子が、ずっと夢にまで見ていた大切なサイン帳を落としてしまったのです。息子の落ち込みようは見ていて苦しくなるほどでした。

しかし、あなたが用意してくださったサイン帳を渡したときの息子の顔が忘れられません。「あったんだね! パパありがとね!」と本当に幸せそうな顔でした。

ほんの数日前、息子はこの世を去りました。

ずっとサイン帳をながめていました。

「ディズニーランド楽しかったね。また行こうね」と言い続けていました。

眠りにつくときも、サイン帳を抱えたままでした。

もしあなたがあのとき、サイン帳を用意してくださらなかったら、息子はあんなにも安らかな眠りにはつけなかったと思います。

息子はディズニーランドの星になったと思います。

あなたのおかげです。本当にありがとうございました。


手紙を読んだキャストは、その場で泣き崩れました。

・・・・・

落し物を一生懸命探しても見つからなかった。

そこで「申し訳ありません」と謝罪すれば、それで十分だった。

それでも今自分ができる事をした先に、この家族を救い両親の未来をも救ったのでしょう。

僕は思うんです。

このキャストは仕事として探したのではなく、お客様の力になりたい喜んで頂きたいという【志】があったから、その心が両親は嬉しかったのでしょう。

会社に仕える【仕事】ではなく、人の幸せを考え志があったから仕事が【志事】になったのです。

初めは仕える仕事だっていい。

だけど今自分が誰かのために一生懸命になれば【仕事】が【志事】に必ず変わります。

どんな仕事でも夢になる!!

自分の志事!誇り高く勤めて生きましょう!!!!



Posted by pippa! at 21:55│Comments(2)
◆この記事へのコメント
ディズニーのこういうエピソードってたくさんあるんですね!
それにしても、キャストが自発的にこういう行動をとれる
というところに、ディズニーの人気の秘密があるように思います。
Posted by ディズニーランド派 at 2010年02月05日 18:45
ありがとうございます!サービス業のやりがいってこうしたドラマがあることじゃないかなぁ?勉強になります!
Posted by pippa!pippa! at 2010年02月06日 21:14
 
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